寞を含む熟語・慣用句・名詞など
寞を含む熟語・用例・名詞・慣用句など
人名、地名、施設名などを含む場合もあります。
寞の付く文字数別熟語
二字熟語
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寞を含む11文字以上の言葉・ことわざなど
文章中に「寞」が使われている作品・書籍
「女」より 著者:芥川竜之介
ず、静《しずか》に蜂の血を啜《すす》り始めた。 恥を知らない太陽の光は、再び薔薇に返って来た真昼の寂
寞《せきばく》を切り開いて、この殺戮《さつりく》と掠奪とに勝ち誇っている蜘蛛の姿を照らした。灰色の繻子....
「解嘲」より 著者:芥川竜之介
社会的環境の中に人となつた君や僕はかう云ふ社会的環境の外《ほか》に安住の天地のある訣《わけ》はない。寂
寞《せきばく》も清閑を破壊することは全然|喧騒《けんさう》と同じことである。もし※《うそ》だと思ふなら....
「影」より 著者:芥川竜之介
眼を曝《さら》していた。 更紗《さらさ》の窓掛けを垂れた部屋の内には、不相変《あいかわらず》残暑の寂
寞《せきばく》が、息苦しいくらい支配していた。その寂
寞を破るものは、ニスの※《におい》のする戸の向うか....