湲を含む熟語・慣用句・名詞など
湲を含む熟語・用例・名詞・慣用句など
人名、地名、施設名などを含む場合もあります。
湲の付く文字数別熟語
二字熟語
三字熟語
四字熟語
五字熟語
六字熟語
湲を含む11文字以上の言葉・ことわざなど
文章中に「湲」が使われている作品・書籍
「芋粥」より 著者:芥川竜之介
ざわざ、ここに断るまでもない話であらう。 冬とは云ひながら、物静に晴れた日で、白けた河原の石の間、潺
湲《せんくわん》たる水の辺《ほとり》に立枯れてゐる蓬《よもぎ》の葉を、ゆする程の風もない。川に臨んだ背....
「河明り」より 著者:岡本かの子
焼く匂《にお》いの末に中の島公園の小松林が見渡せる大阪天満川の宿、橋を渡る下駄の音に混って、夜も昼も潺
湲《せんかん》の音を絶やさぬ京都四條河原の宿、水も砂も船も一いろの紅硝子《べにガラス》のように斜陽のい....
「金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
た乳房《ちぶさ》のような俵形にこんもり形を盛り直している。 耳の注意を振り向けるあらゆるところに、潺
湲《せんかん》の音が自由に聴き出され、その急造の小|渓流《けいりゅう》の響きは、眼前に展開している自然....