「万物の声と詩人」より 著者:北村透谷
楽調あり。蚯蚓《みゝず》は動物の中に於て醜にして且つ拙なるものなり。然れども夜深々窓に当りて断続の音を
聆《き》く時は、人をして造化の生物を理する妙機の驚ろくべきものあるを悟らしむ。自然は不調和の中に調和を....
「倭女王卑弥呼考」より 著者:白鳥庫吉
遣多臣祖武諸木、國前臣祖兎名手、物部君祖夏花、令察其状、爰有女人曰神夏磯媛、其徒衆甚多、一國之魁帥也、
聆天皇之使者至、則拔磯津山賢木、以上枝挂八握劍、中枝挂八咫鏡、下枝挂八尺瓊、亦素幡樹于船舳、參向而啓之....