「クリスマス・イーヴ」より 著者:アーヴィングワシントン
國した人であつた。家の周圍《まはり》の敷地の設計《つくり》は、昔の一定の形式に則つたもので、人工的な花
壇や刈込んだ植込、一段高くなつてゐる平場《テレス》、どつしりした石造の手摺、(その上に裝飾の壺が置いて....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
ロム・ボーンズは恋敵が消えてしまってからしばらくのちに、花はずかしいカトリーナの手をとって誇らしげに祭
壇にみちびいたのであった。そしてイカバッドの話が出ると、深く事情を知っているような顔つきをし、話が南瓜....
「一片の石」より 著者:会津八一
あるのに、まだ根気よくそれをやつてゐる。石にたより、石に縋り、石を崇め、石を拝む。この心から城壁も、祭
壇も、神像も、殿堂も、石で作られた。いつまでもこの世に留めたいと思ふ物を作るために、東洋でも、西洋でも....