「駅伝馬車」より 著者:アーヴィングワシントン
れ、あちこちにはクリスマスの常盤木が飾つてあつた。ハムやタン、鹽豚の片半身、などが天井からぶら下り、轉
串機《くしまはし》は爐邊に絶え間なく音を立て、柱時計は一隅に時を刻んでゐた。よく磨かれた樅材の食卓が臺....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
肌が彫りだされているように思ったし、汁の多い、風味のよいハムを想像した。七面鳥も彼の眼には、うまそうに
串《くし》ざしになって、砂嚢《さのう》は羽の下にかくして、おそらくは、かおりのよいソーセージを首飾りに....
「南洲手抄言志録」より 著者:秋月種樹
は、物無きなり。 七二 三軍不和、難以言戰。百官不和、難以言治。書云、同寅協恭和衷哉。唯一和字、一
串治亂。 〔譯〕三軍和せずば、以て戰《たゝかひ》を言ひ難《がた》し。百官和せずば、以て治《ち》を言ひ....