「薬草取」より 著者:泉鏡花
て御布施《ごふせ》を戴くようなものじゃない。 読方《よみかた》だって、何だ、大概《たいがい》、大学朱
熹章句《だいがくしゅきしょうく》で行《ゆ》くんだから、尊《とうと》い御経《おきょう》を勿体《もったい》....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
る旅のおもいを慰められた。甫水兄は書物においてあえて読まないものはなく、すでに泰西の文字に通じ、また朱
熹・陸象山の学術にも通じ、まことに東方の博雅の士である。いままさに別れんとす、これにさきだって一律詩を....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
ほか、出演俳優諸君に感謝の言葉を惜しみません。なお、装置の「新しさ」にもちょっと眼をみはりました。伊藤
熹朔君の仕事は、長年、尊敬はしていましたが、今度は、僕の作品が作品だけに、微妙なところまで神経を使って....