「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
やめて、その後任が欲しいのだが、なる気かどうか」という事であった。ファラデーは非常に喜び、二つ返事で承
諾した。 七 助手 それで、一八一三年三月一日より助手になった。俸給は一週二十五シリング(十二円五十....
「南洲手抄言志録」より 著者:秋月種樹
ん》の治《ち》を復《ふく》せんと欲す、木戸公と南洲と尤も之を主張す。或ひと南洲を見て之を説く、南洲曰く
諾《だく》すと。其人又之を説く、南洲曰く、吉之助の一
諾、死以て之を守ると、他語《たご》を交《まじ》へず....
「或敵打の話」より 著者:芥川竜之介
折って、求馬の顔を尻眼にかけながら、喜三郎《きさぶろう》の取りなしを機会《しお》にして、左近の同道を承
諾した。まだ前髪《まえがみ》の残っている、女のような非力《ひりき》の求馬は、左近をも一行に加えたい気色....