「百万人のそして唯一人の文学」より 著者:青野季吉
れから一歩すすんだものでなければならないとか、イデオロギー的の片よりがあつてはならず、つねに中間的、中
庸的でなければならないとか、大衆の実生活から孤立せず、つねにそれと共に生きなければならないとか、ヒュー....
「南洲手抄言志録」より 著者:秋月種樹
かな》しむべきかな。 六二 講論語、是慈父教子意思。講孟子、是伯兄誨季意思。講大學、如網在綱。講中
庸、如雲出岫。 〔譯〕論語《ろんご》を講《かう》ず、是れ慈父《じふ》の子を教ふる意思《いし》。孟子《....
「闇中問答」より 著者:芥川竜之介
ものだ。僕のエピキユリアニズムを破つたものだ。僕の、――いや、僕ばかりではない。昔支那の聖人の教へた中
庸の精神を失はせるものだ。お前の犠牲になつたものは至る所に横はつてゐる。文学史の上にも、新聞記事の上に....