「クリスマス・イーヴ」より 著者:アーヴィングワシントン
。彼はきちんとした服裝をつけてきびきびした小男で、その物腰は正眞正銘の獨身老人であつた。鼻の形は鸚鵡の
嘴のやうで、顏には微かに天然痘の痕があり、秋の霜にあつた木の葉のやうに、いつも乾いて赭みを帶びてゐた。....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
うなからだつきなのだ。頭は小さく、上が平らで、大きな耳と、大きな緑色のガラスのような眼と、鷸《しぎ》の
嘴《くちばし》のように長い鼻とがくっついているさまは、まるで風見の鶏《とり》が、彼の細い首のうえにとま....
「狂女」より 著者:秋田滋
来た。痛風のほうもどうやら鎮《おさ》まっていたので、僕はぶらぶら森のほうへ鉄砲を射ちに出かけた。そして
嘴《くちばし》のながい奴を、既に四五羽は射ち落していた。その時だった。僕は山※をまた一羽射とめたのだが....