「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
で、ここは略奪の修羅場となり、亡命者や、王党側の暴れものや、そのほか、あらゆる国境の荒くれ男どもが跳梁
跋扈《ちょうりょうばっこ》したのである。しかし、それからもういく年か過ぎ、この時分には当時の物語をする....
「木曽義仲論」より 著者:芥川竜之介
、是に至る、誰か陶然として酔はざるを得るものぞ。然り、彼等は泥の如くに酔へり。恰も南下漢人を征せる、拓
跋魏の健児等が、其北狄の心情を捨てて、悠々たる中原の春光に酔へるが如く、彼等も亦富の快楽に沈酔したり。....