「岷山の隠士」より 著者:国枝史郎
もっ》て、俺に讓与せよ。俺好物事あり、相送らむ。太白山の兎、南海の昆布、柵城の鼓、扶余《ふよ》の鹿、鄭
頡《ていきつ》の豚、率賓《そつびん》の馬、沃州綿《ようしゅうめん》、※泌河《びんひつが》の鮒、九都の杏....
「晋室の南渡と南方の開発」より 著者:桑原隲蔵
とし、道家の學を荊楚の學と呼び、南方思想を代表するものとして、春秋戰國の交、早く已に南北支那の文化が相
頡頏すべき状況にあつたかの如く論ずる學者もあるが、こは老※《ラウタン》・莊周・列禦寇ら道家の大立者は、....