「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
「旅行から受くる利益と愉快とを貴ぶことはもちろんである。しかし本国に帰ろうと決心した事が度々ある。結
局再び考えなおして、そのままにして置いた。」 「科学上の智識を得るには屈竟《くっきょう》の機会であるか....
「ある自殺者の手記」より 著者:秋田滋
したり想像してみたりする。あるいはまた、その自殺を何か金銭上の失敗の結果ではあるまいかと考えてみる。結
局たしかなところを突止めることは出来ないので、そうした類いの自殺者に対しては、ただ漠然と「不思議な」と....
「南洲手抄言志録」より 著者:秋月種樹
たいく》を成す。則ち知行は是れ二にして一、一にして二なり。 三九 學貴自得。人徒以目讀有字之書、故
局於字、不得通透。當以心讀無字之書、乃洞而有自得。 〔譯〕學《がく》は自得《じとく》を貴《たふと》ぶ....