「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
いうて、クエーカー宗の信者で、商店の番頭をしておった人もある。後までも心易く交際しておった。アボットと
往復した手紙がベンス・ジョンスの書いたファラデー伝の中に入れてあるが、中々立派に書いてある。そのうちに....
「一片の石」より 著者:会津八一
ちを連れて※山の頂に登つた。そして先づ羊※のことなどを思ひ出して、こんな詩を作つた。 人事代謝あり、
往来して古今を成す。 江山は勝迹を留め、 我輩また登臨す。 水落ちて魚梁浅く、 天寒うして夢沢深し。 ....
「隅田の春」より 著者:饗庭篁村
《かんおう》もあるものにて、近日《きんじつ》突然《とつぜん》として左《さ》の一詩《し》を得《え》たり、
往年同須藤南翠、訪依田学海君※上村荘、酒間、君賦一律見贈、今巳四年矣、昨雨窓無聊偶念及之、即和韻一律、....