「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
ぷりぷりして、不機嫌な女房連のように気むずかしげに不満の叫びをあげていた。納屋の入口の前では、勇ましい
雄鶏《おんどり》が気取って歩き、あっぱれな亭主か、勇士か、紳士のようだった。ぴかぴかした翼をはたき、心....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
ンというようなのばかりで、学者のはほとんど無いと言ってよい。なるほどナポレオンやアレキサンドロスのは、
雄であり、壮である。しかし、いつの世にでもナポレオンが出たり、アレキサンドロスの出ずることは出来ない。....
「隅田の春」より 著者:饗庭篁村
なしたるは、多く得《え》がたき才物《さいぶつ》なり、もし戦国《せんごく》の時《とき》にあらば、うまく英
雄の心を攬《と》りて、いかなる奇功《きこう》を立《たて》たるやはかりがたし、殊《こと》に此地《このち》....