「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
りと空にうかびあがると、背は巨人のように高く、からだはマントにつつまれていたが、イカバッドが恐ろしさに
胆《きも》をつぶしてしまったのは、その騎士に頭がなかったからだ。しかし、彼の驚愕《きょうがく》はさらに....
「良夜」より 著者:饗庭篁村
観音へ参詣し、夜に入り蕎麦店へ入りて京味を試み、ゆらりゆらりと立帰りしところ、裏のうち騒がしく「さても
胆太き者どもかな」と口々に言う。何事かと聞けば隣長屋に明店《あきだな》ありしに突然|暮方《くれがた》二....
「三人の百姓」より 著者:秋田雨雀
た話しだ!」と多助は青い顔をして太郎右衛門を見ると、太郎右衛門は今までこんな大金を見たことがないので、
胆《きも》をつぶしてしまって、がたがたふるえていました。 伊作の発議でとにかく三人はその赤児を拾うこ....